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初心者は知らない仮想通貨市場内の資金移動:勝てるトレーダーになるためにお金の流れを把握しよう

仮想通貨に投資をして資産を増やしたいのであれば個別銘柄のチャートや特徴を見る前にすることがあります。それが市場全体のお金の流れを把握することです。

市場全体のお金の流れを俯瞰して見られるかどうかでトレードの勝率は大きく変わってきます。特にあなたが過去に株式投資をしたことがないのであればなおさらです。

まずは最低限の基礎をこのページで学んで実践に移りましょう。

仮想通貨市場でのお金の流れを理解する

投資をする上でもっとも大事なのはお金の流れを理解することです。まずはマクロな視点での資金移動の基礎を学習しましょう。

ポイントは下記の3点です。

  • 仮想通貨の市場規模を理解する
  • 外部からお金が入らない限り市場内での奪い合い
  • 下落相場では優秀なトレーダーになるか休むか

仮想通貨の市場規模を理解する

第一歩として、仮想通貨市場の時価総額を定期的に観測しましょう。仮想通貨市場は上昇基調と下落基調の幅が大きいので投資銘柄を選定するのと同じくらい、どのタイミングで資金を投入するかも重要になってきます。

例えば、2018年6月時点の時価総額はおよそ35兆円です。1年前の2017年5月は約4兆円(現在の10分の1)、最高地点は2018年1月の88兆円でした。

仮想通貨の価格が上昇するためには外部資金(新しいお金)の流入が必要です。この数字が大きく上昇しない限り、仮想通貨市場内で資金の移動が発生するだけで、全体が伸びることはありません。

  • ポイント1:時価総額を定点観測する
  • ポイント2:仮想通貨の価格が上昇するためには外部からの資金流入が必要

外部からお金が入らない限り、市場内での奪い合い

2017年は5月、8月、12月と3回のタイミングで外部資金が大きく流入したため仮想通貨市場全体が潤いました。この上昇局面では仮想通貨を保有している人であれば、誰もが利益を享受できるフェーズです。

しかしそうではない時、つまり外部からの資金流入が穏やかな時、もしくは外部へ資金が流出しているフェーズでは新たなお金が市場に投入されないため、同じ市場内の人同士、通貨同士で価値が移動するようになります。

  • ポイント3:外部からの資金流入がないと市場内での価値の移動が発生

このフェーズで利益を出すのは困難です。例えば2018年1月に最高値を記録した後、4月まで続いた下落トレンドの中で利益を出せたのはごく一部の投資家です。それ以外の通貨を保有している人は30%以上の大きな下落を受けました。

こうした資金の流れを知ると、ビットコインのような基軸通貨を除いた通貨を長期的に保有し続けることはデメリットの多い、負けやすい勝負だと分かります。仮想通貨市場はトレンド転換が多いのでアルトコインの長期保有は勝ちにくい戦いです。

初心者の間でよく言われる「みんなで一緒に儲けよう」や「みんなでガチホしよう」といった呼びかけも多くの場合、負けやすい戦いになります。

  • ポイント4:下落トレンドで利益を出すのは困難
  • ポイント5:アルトコインの長期保有は勝ちにくい勝負

「数年単位で通貨をホールドするので短期的な価格は気にしてません!」と言う人がいても、3年前に有望と言われていた通貨のほとんどが現在残っていないように、あなたがよっぽど優秀な目利きのできる投資家でない限り、将来有望な通貨と思っているものでも数年後にはほとんどの場合、価値がゼロになっているでしょう。

投資家として利益を上げることを目的とするなら、個人の好みと投資判断とは分けて考える必要があります。推しコインのようなものはあっても、そのプロジェクトを応援することと通貨をホールドし続けることは別です。

下落相場では優秀なトレーダーになるか休むか

相場の格言として、「まず生き残れ。儲けるのはそれからだ。」とジョージ・ソロスの発言が引用されることがありますが、まさにその通りで下落フェーズで生き残るには2つの方法しかありません。

  1. 優秀なトレーダーになる
  2. トレードを休む(FIATに退避する)

この連載コンテンツでは①優秀なトレーダーになるに近づく方法も提供する予定ですが、同時に②トレードを休む(FIATに退避する)も必要です。専業投資家でない限りなかなかフルスロットルで仮想通貨に向き合うことはできないため、①と②のどちらを目指すのかをある程度考えておくといいかもしれません。

次のページでは資金の移動編その2として、仮想通貨市場内で誰が儲かり、誰が損しているのか、その資金の流れを書いていきます。

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