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EtherDeltaの独自トークンEDTの特徴とメリット+将来性を解説

登録やデポジットのいらない分散型取引所として有名なEtherDelta(イーサデルタ)が独自トークンのICO実施を発表しました。

スキャム疑惑や大きすぎるハードキャップなど今のところ仮想通貨投資界隈からの評判はよくありませんが、実際どんなプロジェクトなのでしょうか?

このページではEDTトークンICOの概要や特徴、不安要素を網羅的に解説していくので興味のある人は読んでみてください。

EtherDelta公式ICOページ

EDTトークンとは?

分散型取引所として人気の高いEtherDeltaが2017年末に発表したのがEtherDelta Token(EDT)のICOです。

2018年1月1日から1月14日まで2週間かけて行われるICOでは以下の条件でトークンが発行/配布されます。

  • トークンの値段:1ETH=8500EDT
  • 総発行枚数:15億枚(うち7億5000万枚がICOにより配布)
  • ハードキャップ:88000ETH

EDT1枚あたり日本円で約10円ほどの値段設定で安いイメージを覚えるものの総発行枚数が15億枚と非常に多いため、仮にハードキャップに到達した場合、時価総額がいきなり150億円規模となります。

時価総額150億円というと時価総額ランキングでは100〜150位付近で、中堅アルトコインと言えるでしょう。

特徴1:取引所の独自トークン

EDTトークンが話題になっている理由のひとつが取引所が発行する独自トークンだということです。

取引所の独自トークンとして有名なのはBinance CoinやKucoinSharesですが、これら2つは発行時に比べて現在の価格が10倍以上に上昇しています。

こうした独自トークンブームという背景があって、EDTトークンもその後を追うのではないかと期待されています。

特徴2:買い戻し

EDTトークンの詳細をまとめたWhitepaperでは、EtherDeltaが買い戻しを行うことが計画されています。

トークンの買い戻しとは、一定期間ごとに(通常は四半期/年)そのトークンの発行主体が得た利益のうちの一部を使って市場に流通しているトークンを買い上げ、ロック/バーンすることを意味します。

買い戻しにより市場流通数が減少し、1枚あたりの価値が上昇するため(=デフレ)トークンの買い戻しは市場参加者から魅力的とされている手法の一つです。

EDTトークンの場合は1ヶ月おきにEtherDeltaが得た利益の100%¹を使って買い戻しを行うため、毎月トークンの価格上昇タイミングがあると期待されています。

※¹WhitepaperによるとEtherDeltaは取引所内で行われる取引から手数料0.3%を徴収しており、直近30日間では38万ドル=4200万円の利益を上げています。

仮に今後も現在のペースで取引所が利益を上げ続ける場合、毎月4000万円相当のEDTトークンが市場から購入され、焼却されることになるため、買い戻し規模/スピードは非常に大きいものであると言えます。

買い戻しは最大8億枚まで行われるため、最終的に市場流通枚数は初期発行枚数15億枚の半分以下7億枚まで減少します。この流通枚数の漸減はトークン1枚あたりの価値を非常に高めることとなるでしょう。

特徴3:手数料としての利用

トークン価値の上昇以外にもEDTトークンには具体的な使い道があります。

ホワイトペーパーで書かれている情報によると、EDTトークンはEtherDelta上での取引手数料支払い手段として利用され、その他の取引所独自トークン(BNB/KCS)の例に倣うと、手数料減額ボーナスが期待されます。

デメリット・不安要素

以上のような特徴があり、魅力的なICO案件に見えるもののいくつか不安要素が確認できたため、ここで紹介します。

トークンの発行枚数が極めて多い

EDTトークンの総発行枚数は15億枚です。買い戻しにより将来的な流通量が7億枚まで減少するにしてもその発行枚数は比較的多い部類に入ります。

さらに初期トークン発行割り当ての40%がプライベートセールあてに配布されている点もトークン配布の不透明さという点では悪印象でしょう。

ホワイトペーパーの質が低い

ICO(資金調達)時に公開されるホワイトペーパーはプロジェクトの機能性、実現性、将来性を潜在投資家へ訴える手段です。

成功するプロジェクトはこのホワイトペーパー作成に力を入れるのに対してEDTトークンICOで公開されたホワイトペーパーは非常に簡素なものであり、内容の具体性も薄いため投資家の視線を引くのは難しいというのがこの暗号通貨界隈に2016年初頭から参加している私の感想です。

取引所独自トークンの上場可能性の低さ

取引所の独自トークンは発行元の取引所以外(ライバル取引所)で上場する可能性がほとんどありません

EtherDeltaはある程度暗号通貨投資に慣れている人が利用する取引所のため大きな資金流入は狙えない銘柄となることが予想されます。

ICO自体の人気がない

この記事を執筆している時点でのICO調達額は目標額の3%です。ハードキャップを88000ETHと大きくしてしまったことも原因ですが、EtherDeltaという知名度を活かしきれていないICOの実施にはプロジェクトのマーケティング力、組織力不足を感じざるを得ません。

EDTトークンの将来性

ただしここまで述べてきたデメリットや不安要素がトークンの価格形成に大きなマイナスの影響を与えることはないと私は考えています。というのも、

  1. 1枚あたりの価格が安い
  2. 知名度のある団体によるトークン
  3. すでに稼働するプロダクトを持っている
  4. 取引所の独自トークン
  5. 将来的なデフレが約束されている

以上の理由を総合してみると、暗号通貨市場の盛り上がりにもよりますが充分上昇余地はあると思えます。

特に最近は時価総額規模に関わらずトークン1枚あたりの値段が安い通貨が上昇する傾向にあるため、1枚10円で売り出されるEDTトークンは短期的に5倍程度まで上昇することも想定できます。

大きな資金額を投じることはおすすめできませんが、ポテンシャルは十分にある通貨であると判断できるため資金の一部を投資してみると短期的に良いリターンが期待できるかもしれません。